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March 03, 2009

II級不正咬合の治療コンセプト - 歯界展望3月号連載

Do11303MOOテクニック連載3回目。矯正臨床を学ぶときに基本となるII級不正咬合(上顎前突)の治療について,従来のツイードベースの考え方と,MOOテクニックとの違いを書いた。

最も大きく違うのはアンカレッジについての考え方。MOOは基本的に臼歯のリポジショニングと切歯のポジショニングの2フェイズに分かれるのでそれぞれのフェイズでアンカレッジを考える必要がある。従来のテクニックは,ストレートワイヤーテクニックやティップエッジテクニックなども含め,これらを同時に行うため,アンカレッジコントロールはとても難しいし,それが矯正治療の成否を左右する。

MOOの最も大きな特徴は,この臼歯のリポジショニングと言うフェイズがあるかどうかだ。このファーストフェイズでは臼歯の位置づけに集中し,セカンドフェイズの切歯のポジショニングのときには臼歯の位置が正しい位置にあるためにブラケットをつけている期間は短く,咬合平面のコントロールもやりやすい。

咬合平面のコントロールを妥協すると,前歯の位置づけが妥協されてしまい,II級治療で前歯を挺出させてしまう事が多い.そういう意味ではこの2フェイズトリートメントはとても有利だと思う。

その他にもファンクショナルアプライアンスを使わない理由や臼歯遠心移動時のポステリアディスクレパンシーについての考察などが掲載されている。

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