切歯から臼歯へのパラダイムシフト - 歯界展望2月号連載
歯界展望誌上における,Molar Oriented Orthodontics(MOO) 2回目の連載タイトルは『切歯から臼歯へのパラダイムシフト』.
この号を読んでいただければ,MOOが単なる抜かないがための非抜歯治療を目指しているのではないことを理解していただけると思います。
MOOテクニックは元々ボストン大学のノーマン=セトリン先生が始められた"Nonextraction Orthodontics"を,セトリン先生のもとでグリーンフィールド先生が学ばれて,Coordinated Arch Development (CAD)テクニックとして体系づけられたものをベースにしています。
セトリン先生の治療の特徴は上顎大臼歯の遠心移動と下顎にリップバンパーを使うということでした。それは臼歯の位置づけを本来の位置に立て直すということであり,こうすることで多くの場合で小臼歯を抜かずに治療が達成されるのです。
従来の矯正診断では切歯の位置づけを基準に診断されることが多く,ほとんどのケースが切歯の位置づけをもとに抜歯非抜歯の判断をされています。しかし,不正咬合を深く観察すると,臼歯の位置づけのわずかな違いが前歯の位置づけに影響を及ぼしていることがわかってくるのです。
2月号では臼歯の位置づけを治していくことでどのように不正咬合が変化していくか,立て直していく順番や筋肉の重要性などについて解説しています。MOO包括矯正セミナーの広告で掲載しているケースもこちらに解説されています。御興味のある方は是非読んでみてください。
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- II級不正咬合の治療コンセプト - 歯界展望3月号連載(2009.03.03)
- 切歯から臼歯へのパラダイムシフト - 歯界展望2月号連載(2009.01.31)
- 結局抜歯非抜歯論争というのはよりよい治療を追究してきた歴史であるという話(2008.12.22)
- 雑誌連載が始まります(2008.12.19)
- 図書館の本が・・・(2008.12.18)
「最新矯正歯科事情」カテゴリの記事
- サステナブルな治療(2009.10.12)
- 日本成人矯正歯科学会依頼講演発表抄録(2009.06.23)
- 顎変形症学会: Bell 教授の講演(2009.06.08)
- II級不正咬合の治療コンセプト - 歯界展望3月号連載(2009.03.03)
- 切歯から臼歯へのパラダイムシフト - 歯界展望2月号連載(2009.01.31)

Comments